2024年04月22日更新!現在の掲載数149
HOME > 特集ブログ > たかやま じゅん

通う・・

2015年2月16日

 地下鉄に乗ると大半の人は下を向いて画面を弄っている。まして東阪名で朝の電車内を見回すと、一様に俯き加減・・俗に言うガラケーを出すのをためらってしまう。  利き手を痛めたこともあって、年明けにスマートフォンを選ぶ。携帯を通算して20年

もっと見る

つくる・・

2015年1月26日

 かつて、人前で話をすると動悸が高まり冷や汗が流れてきた。プリントやテキストがあればまだしも、手元に何もないとその緊張度は頂点に達していく。解消法として、黒板や模造紙をツールにしたこともあった。  後にオーバーヘッドプロジェクターが導

もっと見る

なごむ・・

2014年12月15日

 小学生の頃に覚えたのは「人群れ」だったか「一路雄々しく」なのか、ともあれ「イチロクマルマル」・・即ち1600年の史上名高い「関ヶ原の戦い」を歩いてみたいと思い立ち、名古屋駅の喧騒をすり抜け、東海道本線の快速に乗り50分ほどで関ヶ原駅に

もっと見る

こけた・・

2014年11月17日

 この春、友人が山を散策中につまづきあばら骨を折ったと便りがあった。夏には、知り合いから階段で転倒して首を痛めたと聞く。二人に「身体の動きは、今の自分が思うほど付いて来ない」と忠告を貰っていた。  雪虫の舞うある日、その言葉通りに足下

もっと見る

集う・・

2014年10月20日

 江戸時代に滝沢馬琴が28年の歳月を費やし、わが国で最長編の伝奇小説である「南総里見八犬伝」の刊行が、文化11年(1814)に始まり200年の節目にあたる。新春の国立劇場では尾上菊五郎丈を筆頭に、通し狂言での上演が発表された。  愛用

もっと見る

湧く・・

2014年9月15日

 完成して3年後に消え去った安土城は、お城ファンのみならず歴史好きなら一度は訪れたい聖地であろう。先年、念願叶い安土山に登って来た。城址には織田信長公本廟と総見寺が建っている。  戦国時代をテーマにした歌を出している浜松の浜北弘二さん

もっと見る

聴く・・

2014年8月25日

 先ごろ、「男はつらいよ~寅さん名場面集」と題される3枚のCDがクラウンレーベルからリリースされた。永らくレコードが廃盤のままで、オークションに出るとそれなりの値段が付いていた。  寅さんのシリーズが流行った40年ほど前は、まだビデオ

もっと見る

探る・・

2014年7月22日

 6月5日、京都からJR湖西線に乗り近江高島に着く。駅から山裾へ5分程歩き、織田信長の甥で大溝城を領した信澄が建てた大善寺を訪ねる。  文献に信澄の記述は乏しい。本能寺の変から3日後の6月5日、駐留先の大坂城千貫櫓で、明智光秀の謀反に

もっと見る

3倍・・

2014年6月16日

 卓越した力やライバル関係を例える言葉に、御三家がある。最近の本で、徳川家康が木曽川・紀ノ川・那珂川など川筋だけでなく、背後にある木曽・紀州・北関東の山林を押さえるために御三家を創設し、産業と物流を発達させたという斬新な見解があった。世

もっと見る

遥か・・

2014年5月26日

 地図を広げ、なぜそこに大坂城があるか、仁徳陵がどうして出来たかなど、山や川を俯瞰した視点で捉える「地形から読み解く日本の歴史」というユニークなムック本を見つけた。  モーターパラグライダーを操り、桜や紅葉の大地を鳥の目で撮影する多胡

もっと見る

ページトップにもどる