突然の酷暑
2023年9月11日
コロナは続いているが、制約がそれなりに解除になって人通りが多くなり、夜の飲食店街も復活して賑やかになってきた。帯広の街も本来の在りようになってきただろうか、と言いたいが...。 7月下旬になって突然に酷暑がはじまったのである。そしてかつて
栄光のシマベ服装研究所
2023年8月21日
長いこと札幌のシマベ先生にお会いしていなかったが、懐かしさ故にある日思い立って電話をお掛けした。 「近々お伺い致したいと思います」 「うちに泊まりなさい。どこかで飲みながら話しよう」 ぼくは19の時にご縁あって、当時北大の側北17条西6丁
幕別のフミエさん
2023年7月10日
六月初め頃のある日。十勝管内豊頃町へ出張した帰り、幕別町相川の畑作農家フミエさんのところへ久しぶりに寄ってみた。家の横に2棟の大きなビニールハウスがあって車を止めたら、彼女はポット苗の管理をしているらしい。気付いたようで立ち上がると、反り
ウルサイオトコトイラヌオトコ
2023年6月12日
出張していた道央の然る街の居酒屋カウンターにいた。混んでいたが、ぼくの隣には男女の二人連れがいてともに50代か。その男が実によく喋っているではないか。その為に女は相槌を打ちつづけている。とにかく話しつづけていて時々間が入るなんてことがほと
水の恐ろしさ
2023年5月15日
昔、水泳指導をやっていた。夏休み期間中に帯広市ヤングセンター等で主に小学生の夏季水泳教室に指導員として参加していた。その中で遠泳教室というのがあって、豊頃町海岸線の内側にある湧洞沼で開催される。 太平洋側は砂浜だが急に深くなっていて遊泳に
身に付けること
2023年4月10日
作家のT氏にお会いしたとき、彼は歩きながら自意識過剰な声で言った。「親からもらったこの立派な身体に、安物の服なんか着せたくないな」 ぼくの耳に入ったそれはまさに正鵠を得た言葉であることに驚いてしまい、深く感じ入った。 科学の世界では人のこ
執筆することの戦い
2023年3月13日
生きていることによってさまざまなことがあるわけで、物書きとしてその何事かについての事を書くのだが、文才がないから上手くいかないことがあって大変なのだ。普通にちゃんと書けばいいようだが、そういうわけにはいかない。 人と話をするとか思い付いた
極寒の日々にて
2023年2月13日
自分はそれなりに人口密集している16万人近い帯広に住んでいる。極寒の冬は重苦しさもあり、反対に夏は短いけれどかなりの暑さでもある。北海道にあって十勝は特別の地なのだ。夏の田園ロケーションは、小麦や大豆や小豆あるいはジャガイモなどの花が鈴な
某大手病院長Yとのクリスマス
2023年1月23日
Xマスの昼。外科医のY院長から電話が来て、「街ではなく、家で飲るべ。何か作るから」「どうしようかなぁ、ま、後でメール入れるから」と、いったん切ったが、やはりちょっと疲れもあるしそれに風も強くて寒いし...別の機会にでもするかと思って、断り
ドクターカジタ
2022年12月12日
大病院はどこもいつも満員である。その光景を見ているだけで鬱陶しさを覚えてしまうが、自分もその一人にはちがいない。人は年齢が進むに従って、身体のあちこちに不調を覚えてくることが多くなってゆくのは仕方がないことでもあるだろう。遠い昔は人生50