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星が流れる

2016年11月28日

 みな等しく死から逃れられないのは分かっているが、自分に縁のあった恩師の訃報はつらい。  11月18日の夕方、ネットのニュースを見ていると「作家の藤原ていさん死去」という文字に驚いた。15日午前10時、老衰のため東京都練馬区の病院で9

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雨あがりの釣り

2016年10月31日

 今年の夏は雨つづきで、釣りにゆく機会がなかった。9月末になり、Mさんに「来週、釣りにゆきませんか」とハガキを書いた。  Mさんは82歳で、町内会の役員を担いゲートボールの練習と試合で忙しい毎日を過ごしている。数日後にMさんに電話をす

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札幌ドームへ

2016年10月24日

 「ファイターズ対ソフトバンクのクライマックスシリーズの第1戦のチケットが1枚あるよ」とメールでの誘いがあった。  メールの発信者は6年前の職場に勤めていた時の日ハム仲間の女性Hさんだ。しかし、その日に我が家のFFストーブの取付けがあ

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編集者

2016年9月26日

 小檜山博氏の「人生という夢」(河出書房新社)を読んだ。ページをめくる度に何度も胸を打たれた。  著者の小説ですでに類似した内容があっても、回想としての切り口が違うと鮮度は失わない。北海道を足場に生きてきた著者の人生を支えてきた人間ド

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ともきたる

2016年8月29日

 6月20日に本が恵送されてきた。「ともきたる」森忠明著の空谷跫音録という随筆だった。奥付を見ると発刊直後の謹呈で恐縮した。  枕許に置いて寝る前に1編づつ読んでいった。新書サイズの軽装本だが、浅慮で読み飛ばすことが失礼な高書で、著者

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聴 力

2016年7月25日

 3年前の2月に、激しいめまいで気分が悪くなりトイレで吐いた。内科で診てもらった。「脳が関係しているかもしれない」と言われ、脳外科へも行きCT検査をした。脳には異常がないとの診断に安堵した。  図書館で、めまいについての専門書を何冊か

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「ザ・本屋さん」初代社長

2016年6月27日

 お通夜の葬儀場に入った。  祭壇に視線が向いた。遺影の高橋千尋さんは笑顔だった。焼香を終えて、遺族に近寄り、お悔やみのことばを述べ、椅子に座った。壁の周りの供花には、東京の大手出版社の名前が並んでいた。  高橋さんは「ザ・本屋さん

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夏みかん

2016年5月30日

 5月23日に宅配便が届いた。ダンボールの箱を開けると「夏みかん」だった。柑橘系の甘酸っぱい匂いがした。送り主は静岡県松崎町雲見の民宿「長右ェ門」の高橋さん。昨秋の伊豆旅行でお世話になった方だった。  2週間ほど前に、私の近況を手紙で

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病院で

2016年4月25日

 人の行動には、なんとなく当人の個性が出るものだ。私の行動や生活ぶりも決して平凡ではないと思う。  4月最初の火曜日の朝、家を出て帯広の某皮膚科に着いたのが9時前だった。2週間ほど前に蕁麻疹にかかり、2度めの診察にきたのだった。  

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本と映画

2016年3月28日

 本の著者に会うことは容易ではないが、本を読むことはいつでもできる。これは著者に会ったに等しい意味がある。  若い時は、太宰治の全集を読み、その告白的文体に夢中になった。野坂昭如、五木寛之、深沢七郎、島崎藤村、宮本輝…と

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