2024年10月14日更新!現在の掲載数83
HOME > 特集ブログ > 吉田 政勝

講演の旅

2019年9月30日

 とかちプラザで9月22日に講演会を開いた。「オベリベリのほとりで」を今年の春に刊行して販促になればと苦手な講演を企画した。「ザ・本屋さん」の主催で実現した。  話す内容をパソコン画像にまとめてプロジェクターで投影した。50分の講話は

もっと見る

やわらかい手

2019年9月23日

 8月末に芽室駅から北にある某幼稚園に向った。園児が「イモ掘り」をするという新聞記事の取材だった。そこは廃校になった小学校の建物を利用して、自然環境のなかでたくましい子どもに育ってほしいとの方針で運営していた。  10分ほどで着くと、

もっと見る

札幌の夜

2019年7月29日

 6月21日は、札幌滞在2日目だった。いつものごとく会いたい人、行きたい場所が多い。  午前は帯広の広告代理店に勤めていた頃の上司の事務所を訪問し、昼食をご馳走になった。西8丁目から札幌駅へ向った。紀伊国屋書店本店でたかやまじゅんさん

もっと見る

札幌へ

2019年7月22日

 久しぶりの札幌ゆきに心が弾む。都市間バス「ポテトライナー号」に乗る。旅の交通移動中のぼんやり時間が気に入っている。  昼頃に札幌時計台前で降り、地下鉄大通り駅から「宮の沢ゆき」に乗った。西18丁目駅で降りて、近くの「道立近代美術館」

もっと見る

霧の中の風景

2019年6月24日

 余暇ができるとDVDのレンタル店に寄ることがある。棚の「霧の中の風景」という題名に目がとまった。20年ほど前に、新聞で紹介されていた映画の記憶が不意によみがえった。むずかしい寓話だが、やはり名作だった。  母子家庭の母は、生活の

もっと見る

オベリベリのほとりで

2019年5月27日

 昨年の私の課題は老朽化した家の中の片付けと、ライフワークの鈴木銃太郎の生涯を書くことだった。  だが、急ぐべき家の断捨離はあまり進まず、銃太郎の記録を調べることに熱中しだした。夏の暑い日は外に出るのを控えてエアコンの部屋に引きこもり

もっと見る

パン屋にて

2019年4月22日

 時々帯広へ出る用事がある。  時間に余裕ができ、少し小腹が空いた時などは「有名な某パン店」に寄ることがある。3個ほど買うが、時には訪問先への手みやげにもする。  いつも店内が混んでいる。トレイにパンを乗せレジで会計を済ませると、窓

もっと見る

時代おくれ

2019年3月25日

 この1年ほど、わが郷土の開拓先駆者、鈴木銃太郎について書いていた。小説というよりノンフィクションに近いかもしれない。  原稿用紙換算で370枚に達していた。史料を読み込んで、文章を練って、削って加えた。完成も近いはずとゴールを意識す

もっと見る

卒業式のあとで

2019年2月25日

 ジャニーズ事務所に所属するタレント(才能人)たちの中には、まれに苦労人がいる。  ――アイドルに極貧時代があったなんて……、と母子家庭のTやひもじい生活のNの過去を知って驚いた。  アイドル顔でもなく若

もっと見る

停電の夜に

2018年12月24日

 師走のあわただしさの中でふと、一年をふりかえる。今年も人との出会いがあり、友とのつき合いが深まった。  そのひとりMさんの顔が浮かんできた。彼とは2年ほど前に出会った。拙著「流転・依田勉三と晩成社の人々」 を書いた私に会いたいと、

もっと見る

ページトップにもどる