駅前通りのラーメン屋
2024年9月 9日
地方の町にあっては衰退感があるようなところは、産業など大変であるだとかのようにいろんな状況を抱えているところが多いかも知れない。そして商店街を眺めているとさみしさもちょっと感じられることもある。でも本当のことを述べるのならどこの町でもそれ
山で一人暮らす女
2024年9月 2日
しぶといウイルスとの共存をしつつ、ほぼ日常を取り戻した私達。だが自然災害を始め、世界情勢、物価上昇やオーバーツーリズムなど、これでもかと負の風が吹き荒れている。アフターコロナはたくさん旅をしようと息巻いていたが、私の気持ちはすっかり萎えて
山鉾・・
2024年8月26日
映画好きの私にとって、映画館が建ち並ぶ東京は憧れの都市となっていた。幸いにも、社会人となり仕事で配属された先が東京であり、数々の作品に出逢えた。中でも昭和43年11月に新宿ミラノ座で観た中村錦之助さん主演の『祇園祭』がある。 祇園祭は、貞
プロフェッショナル 〜 走り抜くこと 〜
2024年8月19日
令和5年夏に二つの洋画大作が公開されて観てきた。ハリソン・フォード主演『インディージョーンズ』とトム・クルーズ主演『ミッションインポッシブル』である。いずれも世界的ヒット作品のシリーズ物で息もつかせぬテンポで展開されている。それは楽しめる
おだまり
2024年8月 5日
私は疲れていた。仕事では納期が波のごとく押し寄せて、長距離走者の日々だった。そんな状況の時、人は非日常を求めるのかもしれない。「旅に出よう」 CMの一シーンが脳内の銀幕に映し出された。土日含めて最低四日間の休みを取りたい。でも行き先は?
生きる意味
2024年7月29日
昨年の5月に私は「悪性リンパ腫」(血液のがん)で入院した。「がんステージ4」を医師から告げられた直後は、死神を近くに意識した。だからこそ私は、自分の魂と深くつながり、生きる理由を考えた。 あれから約一年が過ぎた。治療の成果があって、3月の
2011年の夏
2024年7月22日
ノート類を入れた箱を整頓していた。2011年の手帳を手にとって開いた。この年、日本人には忘れることができない天災があった。 「東日本大震災、三月十一日十四時四十六分」と赤字で書かれてある。家が急に揺れたので、妻とともに外に出た。長い揺れが
家呑み··
2024年7月15日
コロナ以降、家で呑むことが多くたいがいはビールで、つまみにするのは亀田製菓の〝柿の種〟。そして飲み相手は、夕食後の片づけを終えた家人となった。 そんな日々が続く中、友人から来札の知らせを受け出掛けてみた。札幌駅前からの街並みは古い建物が取
帯広で暮らす
2024年7月 8日
週末の昼、街中を散策していた。空高く、銀青色の光が満ちあふれている。ゆるやかな風もあってどことなく水の匂いもする。碁盤目の道が街並みをつくり、郊外の直線道路や防風林を思い起こさせる。やがて畑地で豆、ジャガイモ、小麦などが伸びて列をなしてく
気になるお店
2024年7月 1日
最寄りの地下鉄駅の近くに、行きつけの八百屋がある。独自の仕入れルートを駆使しているようで、規格外品などの野菜を安く提供してくれる。品ぞろえも量も豊富とは言えないし、本日の目玉商品などは、売り切れ御礼。補充はできないので、早い者勝ち。でも安