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エッセイSP(スペシャル)

人の状態に応じる

2024年12月 9日

 親の介護を休みなくやってゆく。休日などあるはずもない。小さな営業の仕事をしているから、合間にうまく立ち回って対応する。そう時間があるわけではないし効率的にやっていく。そんな折に仕事が入ると有り難い。次はどこから入るかなと思う。とにかく介護

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崩壊

2024年12月 2日

 今年も師走を迎えた。来年令和七年には七十五歳を超える後期高齢者が二千万人を超えるとのこと。六十五歳から七十四歳までの前期高齢者と合わせると、三千六百万人。国民の三人に一人が老人となるわけだ。 私の勤める障害者の福祉就労事業所も高齢化してい

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知らない人なのに

2024年11月25日

 名前の知らない人だが、何かの拍子によみがえる。その動作や思いやりのある言葉を昨日のように鮮やかに思い出す。善き人の自然なふるまいは永遠に美しい。 30年前に韓国のソウルへ一人旅をした。「韓国旅行が安くなったから行ったらいいよ」と私にすすめ

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光だ... 太陽だ

2024年11月18日

 月初め頃の猛暑や酷暑によって体調を崩された方々が多かったらしい。 昔からぼく自身は、太陽の男だ、夏の男だ、と言って憚らなかった。なにしろあの真っ青な空から金色のような水銀のような輝く光の陽射しというものに出合うと、ウキ・ウキと際限なくあふ

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傘・・

2024年11月11日

 豊臣秀吉の「醍醐の花見」を描いた屏風図に大きな赤い傘が描かれている。遡れば古代エジプトの壁画にもあり、これは貴人を陽射しから遮る日傘として使われてきた。日本には平安時代に中国から伝わったとされ、やがて和紙や竹で番傘、蛇の目傘、日傘などが江

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この世にこんな旨いものが!

2024年11月 4日

 十九の時、彼の故郷の家に遊びに行った。大学生になり初めて付き合った彼だった。結婚の約束もしていないのに何故そんな敷居の高い場所へのこのこ出かけて行ったのか、今でも思い出せない。彼はオープンな人だったので仲良し家族に紹介したいと、ただ軽い気

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名優・西田敏行さん

2024年10月28日

 10月17日、トップニュースで「俳優の西田敏行さん死去」と知った。夕方のテレビでは76歳で亡くなった西田さんを悼む声が次々と報じられた。     中国外務省の毛報道官は「西田さんは中日両国民に愛される芸術家。

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たたみ・・

2024年10月21日

 畳の始りは縄文時代の筵(むしろ)のような物に遡り、弥生時代の遺物でイ草の織物が出土している。また正倉院に現存する最古の畳があり、本来は畳める物とか、折り重ねる敷物が畳の意味だそうな。平安時代には芯となる畳床に、畳表と縁を縫い付けた本格的な

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シューズスタジオ サカイ

2024年10月14日

 靴の手入れをお願いしようと思い、帯広鉄南地区グリーンベルトに面しているそこは、隣の建物との間1.5m幅くらいのところを入ってゆく。なんだか隠れ家風的な場所みたいな気がするところで、昔ぼくが西新宿にいたころの裏通りみたいな雰囲気がする所で、

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老いを生きる

2024年10月 7日

 父は今年米寿を迎えた。母が他界してから暫く一人暮らしをしていたが、持病のため毎日の見守りが必要になり、サービス付き高齢者向け住宅に引っ越した。略してサ高住である。私は一緒に住んでもいいよととりあえず提案はした。しかし仕事を持っているので日

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