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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,600

Bunちゃん

2024年1月22日

 ここ20年位北海道でも、老いた住民は子からの誘い受け道央大都市へ二世帯住宅だとか、近場の人向け老施設だとかに移住する話が普通に実行されている。
 全国的にも戦前・終戦後は子を沢山産み、それは国力の礎としての象徴であり、数は力の証しでもあった。すると自然に、人々は自由に使える土地を求め僻地や山間部へと、生活圏を否応なしに拡げる。
 それでも、高度経済成長期の勢いのある頃は良かった。地方へ、奥へ、人々が住み着き田畑畜業と開墾し何より〝夢〟が後押しをした。獣道から砂利道、やがて鉄道が全国津々浦々まで整備された。生活上下用水、電線、そんな最低限のインフラに支えられつつも我々は田舎暮らしを不便さはあったにせよ、『謳歌』していた。
 さて、日本国に於ける昨今の急激な〝大人口減少問題〟。鉄道ローカル線軒並みに廃止。替わり渋々引き継いだローカルバス線も、採算が合わないと段階的に廃線や減便。こうして日本列島の、一端は隅々まで押し拡げて行った入植拡大路線は終焉の時を迎え始めた。
 現在、能登半島地震で多くの旧家の建物の倒壊をテレビで目にする。そして、今までの被災者達の体育館等による避難所から、『第二次避難』と呼ばれる適度に離れて日常生活を営める場への移動が確実に始まっている。それは受験勉強生の環境づくりから始まり、年配者達のグループのまとまった快適避難所への移動へと。
 ここに、いまの多くの過疎地が抱える日本の大問題の解決モデルケースが視えてくる。机上の空論では無い、延々着地点のたらい回し論争から、ふいに確信の一るを得る事に。
 『故郷の過疎化』の一端として、近年やたらと熊と人との遭遇事件、緩衝地帯の里山が消失したとか温暖化のせいで食べ物不足かは知らぬが。いずれにしろ『少子化⇒生活圏の減少⇒過疎地の拡大や放棄』は避けて通れない。
 「墓終い家終い付き合い終い」と言われ、よりコンパクト化の先には『スマホ付き合い』だけだったりしてね。
 来年で昭和100年だ、「面白い100年だった」と語ってみたい。

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