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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,529

Bunちゃん

2022年7月25日

 帯広中心街に在する、道東唯一のデパート『藤丸』。来年1月閉店の報道には多くの昭和世代十勝人が、ガックリと寂しさを感じたことでしょう。
 ここ10数年来も決算報やテナントの出入り、釧路からの貸し切りバスお客さん誘導、資本減資等々、出来得る限りの手を尽くしも。帯広駅前界隈西2条通り、広小路商店街の大賑わいの時代を知る人々には「遂に藤丸も!」と、自身の人生の過ごした想い出と共に自身の終焉をも予感させる悲報となりました。
 想い返せば一帯の「金一館、サニーデパート、長崎屋、かじのビル、イトーヨーカドー、そして藤丸」と、本当に活気があったね。人々の活気に辺りはムンムン、明日はもっと来年はよりもっと『人々の暮らしと希望』が目に見え、右肩上がりの空気を疑うことなく、勢いを享受していた。
 まだ藤丸が西2条南9丁目にある頃、学生だったボクは数年に渡り、年末に一階で売り子のアルバイトをしたものです。小中高と野球部でしたが、冬休みに部員を誘い年末恒例のお飾り売り、たまさか親族がテナント経営していた関係でですが、売れに売れ、てんてこ舞い。電卓叩き、まだレジ袋が普及する前であったので、一つ一つ藤丸の包装紙に慣れない手つきでくるみ。バイト自体が初めてで有り、それも季節商いで寒い中大きな声出し、集客や接客に大わらわ。映画の『寅さん』縁日商売さながら、面白さに毎年年末が楽しみだった。藤丸の社員食堂で昼食摂り、素朴な少年にとって洗練された店員さん達との触れ合いも大人の階段の一歩でしたね。
そして主にお客さんはご婦人、一見して丸刈り頭の学生風情バイト生へ優しい笑顔でのやりとり。あの、精いっぱいの大人達とのトキメキの触れ合いは心の宝物。
 それから数年後、高校卒業して上京後も色々とバイトしましたが、東京築地の市場魚河岸での対面販売の下地でしたね、今思うと。と、すみません、話の流れがあらぬ個人方向へと進み過ぎました。
 来年の1月末まで、いくどか『藤丸さん』への想いを吐露する事でありましょう。

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