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エッセイSP(スペシャル)

セレーノな男

吉田 政勝

2021年11月22日

 イタリア語でSERENOという表現がある。作家の塩野七生さんがエッセイでこの言葉の表現について「静かに晴れた、澄みきった、のどかな、晴朗な」と説明している。
 このセレーノという表現はなかなか深く魅力的だ。晴れ晴れした顔、セレーノな空、ともいう。平穏な暮らしも「セレーノな生活」客観的な判断も「セレーノな判断」と使われる。そして、成功する男の条件は「セレーノな男」と結んでいる。
 人には明るさが必須だというが、ふつうは人生には多くの苦しみや悩みがある。地人に打ち明けないにしろ、何かしらの悩みをかかえて生きているのが人間だ。そんな人々にとって、明るさをもつ人は救いで魅力的にうつるのではないだろうか。
 逆に、客観視が低い独善的な人、暗黒面にばかり眼がゆき暗くなる性質の人は、周りの人に堪えがたい思いをさせてしまうかもしれない。
 そこで現実的にはどのような人が「セレーノな人」と例をあげられるのか。これは自分の印象だが、一人の人物がすぐに思い浮かぶ。
 今季のメジャーリーグで打って投げて活躍した大谷翔平だ。野球の本場アメリカでも大きな注目を浴びてきた。エンゼルスの本拠地で子どもや大人までも大谷に魅了された。熱烈に応援する大谷ガールが注目された。日本語で「SHOHEI私とデートしませんか」と書いたボードを掲げてスタジアムで応援する姿をカメラに写された。自身のインスタグラムに喝采のコメントが寄せられていた。大谷にはメジャーの超一流だった選手も熱い視線をおくる。「打って、投げて、走って、見た目もよくて、オオタニは唯一無二だ。一生に一度の男なんだ」とロドリゲスが賞賛する。大谷はセレーノな存在だ。
 彼の投打の活躍と重なり私がいつも想起するのは、ファイターズ時代に帯広の森球場でライト方向に打ったホームランだ。快音とともに白球は直線的に場外へ消えていった。私は「永遠のホームラン」と名づけている。

◎プロフィール

(よしだまさかつ)
 商業デザイン、コピーライター、派遣業務などを遍歴。趣味は読書と映画鑑賞。 

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