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エッセイSP(スペシャル)

ハマる・・

たかやまじゅん

2018年9月24日

 今やパソコンはなくてはならない必需品となり、さらに映像や音楽が視聴できる。永らく探していた歌や今まで知らなかった楽曲などを、YouTubeで見つけるのも楽しみのひとつだ。
 先ごろ、再生回数が1億回を超える楽曲に出遭った。〝バリバリバーフバリ・・!?〟と弾けるようなメロディに気分が高揚し、知らず知らずのうち指が小刻みにテーブルを叩き、リズムに合わせ身体を揺らしている。これは2015年に前編を公開、後編が昨年公開されたインド映画であった。様々な場面の音楽がアップされ、カウント数が7桁や8桁を示しているのも少なくない。
 私の好きな歴史劇だが、残念ながら劇場での上映は終わっていた。ぜひ映画を見たいものとレンタルショップに走りDVDを借りた。インドの神話を題材にした物語で、親子三代に亘る叙事詩をVFXによって壮大に描く「バーフバリ 伝説誕生」と「バーフバリ 王の凱旋」の2部作である。
 最初は、いいとこ撮りの〝ごった煮映画〟と高を括り観ていのだが、物語が進むにつれ感嘆せざるを得なくなっていた。なぜなら、伯父甥による王位継承の確執は、まるで「ハムレット」のようだ。この場面は「ベン・ハー」や「十戒」に違いない。これは「ロード・オブ・ザ・リング」と「レッド・クリフ」や「スーパーマン」に近いとワクワク感が湧き、大仕掛けの戦闘場面とアクロバット的な立回りは、スーパー歌舞伎のようで、いつしか嵌ってしまった。
 インド映画特有のダンスシーンは、官能的な踊りを魅せ、彩鮮やかな衣装で次々と登場し、まるで「タイタニック」や「ラ・ラ・ランド」を思わせる。ヒロインの美しさと大瀑布の迫力が加わり、全編に流れる音楽と挿入歌は馴染み易く、母子の情愛には思わず感情移入をしてしまう。
 プレミア上映の館内では、主人公のスーパーヒーローぶりに〝絶叫するほど興奮した〟とネットに参加者たちの書き込みが多く、若い人がゲーム感覚で熱狂するのも頷ける。後編の完全版があるそうで、何れこちらも観たいものだ。
 6月に出た芸術文芸誌の「バーフバリの世界」特集号を買った。11月には、映画2部作の挿入歌を含めた3枚組サントラCDが発売予定で、迷わず予約をした。こうして、今日も〝バリバリバリ・・〟とハマっていく自分に苦笑する。

◎プロフィール

〈このごろ〉3日間連続で台風、雷雨、地震に見舞われた。停電の復旧までスマホが充電出来ずに焦る。やはり、備えあれば・・だった。

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