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ワーキングレディ

生徒たちの、切磋琢磨して 成長していく姿が、指導のやりがいに

村上 智美 さん

ともみそろばん教室 (帯広校・帯広市西4条南13丁目1とかちプラザ 芽室校・芽室町西2条南6丁目1南地区コミュニティセンター) 経営

2024年4月22日

 学習の原点だった"読み書きそろばん"。職場でそろばんをはじくことはほとんどなくなったとはいえ、まだまだ習い事としての人気は健在だ。教室内はたまをはじくパチパチと小気味良い音が響き、パソコン画面を見つめ暗算に取り組む生徒の傍らには、熱心に指導する村上智美さんがいた。
 「子どものころから習っていたそろばんを、高校時代には部活動としても熱中しました。そのころから"いつかは教室を開きたい"との夢を持っていましたね」と、話す。高校卒業後は団体職員としてやりがいを感じ、結婚、出産など人生の節目もあったが、「どうしても夢を叶えたい気持ちがふくらみ、思い切って退職して教室を開いたんです」と、7年前を振り返る。
 現在は二つの教室やオンライン指導で、毎日びっしりと予定が入る。生徒は幼児から小学生が中心だが、計算能力に加え、集中力や情報収集能力も培うことができるとあって、高齢者もチラホラ。
 「毎日の指導が楽しくてしょうがない。やりたい気持ちを大切にして本当に良かった」と、選んだ道に悔いはない様子で、「生徒が目標としていた段級試験に合格した報告を聞くと、自分のこと以上に嬉しい」と目を細める。
 そろばんの指導者が高齢化するなか、「いつか同じような志を持って、指導者を目指す人が現れると嬉しいですね」と、また机の間をゆっくり歩きながら、生徒たち一人ひとりに心を配った。

◎プロフィール

帯広南商業高校卒業後、団体職員。2017年開校。趣味は旅行。1982年帯広市出身。

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