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エッセイSP(スペシャル)

新聞記事を書く

吉田 政勝

2018年5月28日

 昨年の秋まで、契約で新聞社の取材記者をしていた。家庭の諸事情で辞めることになったが、3年半で380本の記事を書いていた。
 その内容は、イベントや総会、医療講演、学校行事など様々だった。訂正記事は恥ずかしいので、名前や数字には特に注意を払った。私はファイターズファンなので日ハム関連は5回取材したが気分が高揚した。
 慣れてくるに従い取材内容もハードルが高まり、
 --これ任されていいのかな? と思い、緊張を伴いながら取材した。
 歌丸さんと円楽さんの「落語二人会」は会場の楽しい雰囲気を伝えることができた。山内惠介さんの「熱唱ライブ」は大ホールの熱狂を再現できたと思った。士幌町出身の戸川よし乃さんは「デビュー5周年記念コンサート」だった。来賓の作曲家、岡千秋さんと戸川さんは「親子酒」を歌い涙ぐんでいた。帰りしなに後援会長に「岡先生のコメントいただけませんか?」と頼んだら、楽屋に来て、との返事。岡先生は「彼女の下積み時代を知っているので思い出して、つい…」と話した。
 これで記事がいきてくると思った。 民謡大会も音更や帯広で取材した。受賞者発表に注目する。石黒みゆき、渡邊千秋、工藤千晴、加藤恵理奈氏など登壇する顔が輝いていた。
 また、芸歴65周年記念の九本栄一師匠「依田勉三翁物語」の浪曲も印象的だった。
 歌謡選手権大会も何度か取材した。足寄の堀江誠さんが優勝し、大場悠平さんが2位だった。大場さんはいずれ脚光あびると思ったら、NHKのど自慢でグランドチャンピォンになった。
 2年前に芽室全町のカラオケ大会があり、取材で出かけた。自分なりに出場者の歌に○△印をつけた。隣に住むSさんが歌った。最後に表彰式があった。Sさんに○をつけたが入賞できなかった。日頃から親しかったので「Sさんは上位に入ってもおかしくないはず。審査員の好みが出たのかな?」と手紙を書いて励ました。
 すると昨年、Sさんの自宅に呼ばれ「見るかい?」と言われた。Sさんは奥から大きなトロフィーを持ってきた。彼は全町のカラオケ大会で優勝したのだ。私の目頭が潤んできて、あわてた。

◎プロフィール

5月なかばも過ぎたのに、山に雪がふったのには驚いた。花は好きだが「花冷え」は苦手だ。

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