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エッセイSP(スペシャル)

チャンスは必ず

冴木 あさみ

2019年9月 2日

 東京オリンピック・パラリンピックまで、あと一年を切った。「お・も・て・な・し」の滝川クリステルは知名度を増し、このタイミングでなんと、進次郎と共に結婚と懐妊まで発表してしまった。しかも官邸でのツーショットときた。どこまでも最高値を狙うしたたかな女と感じたのは、きっと性格の悪い私ぐらいでしょう。とりあえず、どうぞお幸せに。
 小学生の時の陸上を手始めに、水泳、スキー、テニスと様々なスポーツをしてきた割に、私はスポーツ観戦をほとんどしない。新聞のスポーツ欄もガサッと飛ばして読むので、その分購読料を安くしてほしいくらいだ。テレビのニュースもスポーツコーナーの声で別の番組に切り替える。
 開催地が東京ということもあって、各競技の力の入れようがなみなみならぬものだろうことは、最近の日本選手の活躍ぶりにも読み取れる。どちらかというと否定的に捉えていた東京オリパラも、テレビ観戦が楽しみになりそうな予感がしている。
 酷暑で事故が起こりはしないか。巨大台風が直撃したら? まさか、直下型地震なんてことには…。不安要素を挙げればきりがない。「心配事の92%は実際には起こらない」と「人間開発の神様」の名を持つアメリカのアール・ナイチンゲールが語っているし、禅にも同様の教えがあって本にもなっているので、余計な心配は無用だろう。
 先日スイスで行われたバドミントン世界選手権で快挙を成し遂げた桃田には特別に大きな拍手を送りたい。
 数年前、軽率な行為で謹慎処分となりながらも、どん底からよく這い上がってきた。今の社会は失敗すると二度とチャンスが与えられない時代と言われている。あらゆる場所にカメラが存在し、ミスを犯すとネットやメディアを通じ遠慮なく公の場に晒される。「悪事千里を走る」は現代において、悪魔のレッテルのごときことわざに成長してしまった。
 しかし、彼はしっかりと見せてくれた。どんな状況であっても、人間やる気と根性があれば再び大輪を咲かせることが出来るというお手本を。
 行いを正し苦難を乗り越えるべき努力をした人が、認められないわけがない。昔に比べ社会がチャンスをくれなくなったとは思えない。自ら艱難辛苦を乗り越えるいばらの道を回避する人が多いだけではなかろうか。今、突然江戸にタイムスリップしたならば、丁稚奉公に耐えうる子供は、きっと僅かかもしれない。若者に「メンタルが」とか「メンタル面で…」と言い訳をされると、そこで何かが終わる音が聞こえる。スポ根信仰は遠慮したいが、肉体と精神ってやっぱり関係あるんだろうな。

◎プロフィール

●作者近況
さえき あさみ
しぶとい風邪だった。とどめの口内炎を克服し、やっとフツウに戻れた気がする。万病の元となる風邪にはご注意を。

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