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Bunちゃんのわかっちゃいるけどスピーキング

No.1,343

Bunちゃん

2018年9月17日

 先々週の胆振東部地震の影響により、本誌先週号の発行が飛びまして、その分原稿は最新の話題に差し替えお届けします。思えば、盆暮れ以外の予定にない「飛び」は、書き始めて30年近くなりますが記憶に無い。
 さて、9月6日の木曜日午前3時8分、寝付いて程なく唐突に枕元のスマートフォンから甲高いベルの音と「地震です、大きな揺れにご注意下さい!」的な警告で目を覚ました直後、実際に大きな揺れが発生。半身起こし時の経過に身を任せ。
 結果的には帯広は震度4で、経験上の範囲内。15年前の十勝沖地震で震度5強時「この世の終わりか!」が一応の目安境界線。今回震源地は北海道記録史初らしい厚真町で震度7の大被害。ですが先の熊本地震の如く、大きな地震の後に高を括っていると、より大きな本震発生の可能性もあり、収束は図れない。それで今回の特筆は、全道を真っ暗闇に覆った「大規模停電」。復旧めど聞こえない停電に遭遇したのも生涯で初めてかもしれない。まだ携帯電話で情報が入って来たり、車に乗り込みテレビでニュースを観られたりの時代だから100%情報が遮断される事はないのだろうが。    
 ボクなんかは家のガレージが電動であり、手動への切り替えが不調で車出せず、当日は自転車で街に出ると人影もまばらで信号機も全てダウン。廃墟感大いに漂い。瞬時に、東日本大震災後の原発事故避難地域の光景重なり、「世の中、何が起こるか想定内なんて言葉はマヤカシだよなー」と。
 そして、夜は自宅のユニットバスに置いてあった携帯ラジオでNHK聞きつつ、隣家の仏壇から拝借して来たローソク一本の灯りでカーテンを開け放ち窓に広がる「満天の星」を魅入りつつ、実にシミジミと宇宙の彼方に還りたい願望に捕らわれた。数時間おきに岩手県に居る役所勤めの友人から携帯にメールが入る、「現在・・まで電力復旧」と。そして午後9時、おもむろに予期せぬ電気通電。
 たかが18時間の電気無し生活体験がこれから先を生きるための「大きな財産」となった瞬間。

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